どうぶつしょうぎは、出版社の対象年齢は4歳以上です。ただし、大人が一緒に動かしながら教えれば、3歳でも楽しめる子は少なくありません。この記事では、年齢別の遊び方、つまずきやすいポイント、ルールの教え方を解説します。
「どうぶつしょうぎ」は、3×4マスの盤と8枚の駒で遊ぶミニ将棋です。駒には動ける方向に印がついているため、将棋を知らない子でも遊び始めやすい設計になっています。
どうぶつしょうぎは何歳から?結論は「4歳以上、3歳は大人と一緒に」
出版社の対象年齢は4歳以上です。書店サイトでは「3・4・5歳〜」というおすすめ年齢も載っています。3歳から遊べる子もいますが、1人で対戦できるようになるのは4歳以降と考えると安心です。
| 年齢 | できること | 大人のサポート |
|---|---|---|
| 3歳 | 動物の名前と、駒の動きを覚える | 大人が一緒に駒を動かす。勝ち負けにはこだわらない |
| 4歳 | 基本ルールで対戦できる | 「取られるよ」と声をかける程度 |
| 5〜6歳 | 相手の次の一手を考えられる | 見守りだけで十分。大人も本気で勝負できる |
| 小学生 | 作戦を立てて遊べる | 将棋への発展(本将棋)も視野に入る |
年齢はあくまで目安です。「10分座って遊べるか」「駒を口に入れないか」といったその子の様子も判断材料にしてください。
3歳・4歳・5歳以上で変わる遊び方のポイント
3歳:勝負より「動物ごっこ」から
3歳は、ルールよりも駒そのもので遊ぶ段階です。「キリンさんは上と横に歩けるよ」と言いながら一緒に動かすだけで十分です。無理に勝負にすると、取られた悔しさで嫌になってしまうことがあります。
4歳:基本ルールで対戦デビュー
4歳は駒の動きを覚えて対戦できる年齢です。最初は大人が手加減をして、子どもが勝つ経験を重ねましょう。「もう1回やりたい!」という気持ちが、上達の原動力になります。
5〜6歳以上:先を読む楽しさが出てくる
この頃には、「ここに動かしたら取られるかも」と1〜2手先を考えられる子が増えます。大人が手加減をやめても、勝負として成立しやすくなります。
基本ルールは4つだけ。動物ごとの動きを覚えよう
ルールの全体像は次の通りです。将棋の「王将」にあたるライオンを守る、いわば「王様を取り合う鬼ごっこ」と考えるとイメージしやすくなります。
| 駒 | 動き方 |
|---|---|
| ライオン | 全方向に1マス |
| キリン | 上下左右に1マス |
| ゾウ | 斜めに1マス |
| ヒヨコ | 前に1マス(相手の陣地の一番奥に入るとニワトリになり、動きが増える) |
- 勝ち方は2つ:相手のライオンを取る、または自分のライオンが相手陣地の一番奥に入る
- 取った駒は自分の駒になる:持ち駒として、好きなマスに置いて使える
この「取った駒を使える」ルールは、将棋と同じです。子どもが一番つまずきやすいのもここなので、最初は持ち駒なしで遊ぶのも1つの方法です。
ルールの教え方:失敗しない3つのコツ
最初からルールを全部説明すると、子どもが退屈してしまいます。次の順番で進めるのがおすすめです。
- 印を指でなぞって教える:駒の動ける方向の印を、大人の指で一緒になぞります。「ここに行けるよ」と見せるのが一番伝わります。
- ヒヨコ→ニワトリの変身を見せる:成長して強くなる仕組みは、子どもが喜びやすいポイントです。ここでやる気が出る子が多くいます。
- 最初は大人が手加減し、わざと負ける:勝つ楽しさを知ると、「もう1回やりたい」につながります。
ルールの確認には、商品に付属する32ページの遊び方ガイドブックも役に立ちます。
どうぶつしょうぎで育つ力と、よくある疑問
ボードゲーム全般の知育効果は、別記事で詳しく解説しています。ここでは、どうぶつしょうぎで特に育ちやすい力に絞って紹介します。
先を読む力(論理的思考力)
「ここに動かすとゾウに取られるかな?」と考えることは、仮説を立てて、結果を確かめる練習になります。理科の実験で「こうなるはず」と予想して試す流れに似ています。
負けても立ち直る力(非認知能力)
非認知能力とは、テストの点数では測れない「がんばる力」や「気持ちを整える力」のことです。負けて悔しい気持ちを、「もう1回」に変える経験が、その土台になります。対局前後の「よろしくおねがいします」「ありがとうございました」の挨拶も、相手を思いやるマナーの練習になります。
よくある疑問:すぐ飽きてしまったら?
飽きる原因は、勝てない、または簡単すぎることがほとんどです。勝てないなら手加減を、簡単すぎるなら手加減をやめてみてください。それでも嫌がる時期は、無理に続けず、数週間あけて再開すれば大丈夫です。
購入を考えている方へ
どうぶつしょうぎは販売中止ではなく、現在は「新装版」として販売されています。商品名に「新装版」を付けて探すと見つけやすくなります。携帯版や、本将棋に進むための大きいサイズもあり、用途に合わせて選べます。
新装版の見分け方、シリーズごとの違い、選び方は、下の記事にまとめています。
まとめ:4歳を目安に、子どものペースで始めよう
- 対象年齢は4歳以上。3歳は大人と一緒に遊べば楽しめる
- ルールは動物の動き4種類から。持ち駒は慣れてから足してOK
- 最初は大人が手加減して、勝つ楽しさを知ってもらう
年齢はあくまで目安です。お子さまの様子を見ながら、「楽しい」が続くペースで遊んでみてください。


