どうぶつしょうぎの次は、5×6マスの「ごろごろどうぶつしょうぎ」に進むのがもっとも自然です。そこからさらに進むなら、本将棋と同じルールの「おおきな森のどうぶつしょうぎ」か、駒に矢印がある「NEWスタディ将棋」が候補になります。この記事では、進むタイミングの目安、3つのゲームの違い、本将棋へ無理なく移る方法を解説します。
どうぶつしょうぎの次は「ごろごろ」から。3つのステップを比較
将棋に近づく順に並べると、次のようになります。いきなり本将棋に進むより、盤を少しずつ広げる方が、つまずきにくくなります。
| ゲーム | 盤・駒 | 対象年齢の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| どうぶつしょうぎ(比較用) | 3×4マス・8枚 | 4歳以上 | ステップ0。基本の動きを学ぶ |
| ① ごろごろどうぶつしょうぎ | 5×6マス・16枚 | 5歳〜 | いぬ・ねこが加わり、将棋のルールが増える |
| ② おおきな森のどうぶつしょうぎ | 9×9マス・40枚 | 6歳〜(ゲームソフト版の表記) | 本将棋と同じルールを動物の駒で遊べる |
| ③ NEWスタディ将棋 | 9×9マス・40枚 | 5歳以上 | 駒に矢印つき。本物の将棋の駒に近い |
迷ったら、「ごろごろ」→「おおきな森」または「NEWスタディ将棋」の順で進めるのがおすすめです。
次のステップに進むタイミングは?3つのサイン
次のような様子が見られたら、ステップアップのタイミングです。
- 駒の動きを見なくても、スムーズに指せる
- 「詰み」(逃げ場がなくなって負けが決まること)を、自分で考えられるようになった
- 大人と本気で勝負しても、互角に遊べる
逆に、まだ負けて泣いてしまう時期や、毎回「もう1回!」と盛り上がっている時期は、無理に次へ進む必要はありません。同じゲームでも、ライオンの取り合いを工夫するだけで十分に楽しめます。
どうぶつしょうぎの次におすすめのゲーム3選
① ごろごろどうぶつしょうぎ|最初の一歩に最適
5×6マスの盤で、いぬ(将棋の金にあたる駒)とねこ(銀にあたる駒)が加わります。1人あたりの駒はライオン1・いぬ2・ねこ2・ひよこ3の8枚で、どうぶつしょうぎの2倍です。
どうぶつしょうぎとの大きな違いは、将棋のルールが一部取り入れられている点です。
- ライオンが相手陣地の奥に入っても、勝ちにならない(ライオンを取ることだけが勝ち)
- 同じ縦の列にひよこを2枚置けない(二歩)
- ひよこを置いて、そのまま詰ませる反則(打ち歩詰め)がある
これらは本将棋と同じ決まりなので、将棋に近い感覚で練習できます。なお、ごろごろどうぶつしょうぎは、Nintendo Switch・PS4のゲームソフト「みんなのどうぶつしょうぎ」にも収録されています。実物の販売状況は、購入前に公式サイトで確認してください。
② おおきな森のどうぶつしょうぎ|本将棋と同じルールで遊べる
9×9マスの盤と40枚の駒で、ルールは本将棋と同じです。うさぎ・いのししなどの駒が加わり、ゾウとキリンは遠くまで動けるようになります。本将棋の「どうぶつ版」と考えるとわかりやすいです。
商品の特徴や価格は、新装版・携帯版とあわせて、次の記事にまとめています。
③ NEWスタディ将棋|本物の将棋へ直接つなげたい人に
くもん出版のNEWスタディ将棋は、5歳以上が対象です。最大の特徴は、駒そのものに動き方の矢印が描かれていることです。つまり、動きを丸暗記していなくても、駒を見ればすぐに指せます。
解説書のほか、歩の使い方など簡単な戦い方をまとめたスキルアップブックも付属します。親が将棋を知らなくても、一緒に学べるのがメリットです。リニューアル時(2019年)の希望小売価格は本体3,800円+税でした。価格は変わることがあるため、最新の価格は販売店で確認してください。
将棋以外に広げるなら:オセロ・五目並べ
将棋以外のゲームに挑戦するのも、考える力を伸ばすのに役立ちます。オセロや五目並べは、「相手の次の手を予想して、自分の手を決める」という点で、どうぶつしょうぎで身についた先読みの力を活かしやすいゲームです。
ルールが簡単なので、将棋のステップアップに疲れたときの気分転換にもなります。オセロの知育効果は、こちらの記事で解説しています。
本将棋へ無理なく進む3つのコツ
本将棋で子どもがつまずきやすいのは、どうぶつしょうぎにはなかったルールです。次の順番で、1つずつ足していくのがおすすめです。
| つまずきやすいルール | わかりやすい例え |
|---|---|
| 持ち駒(取った駒を使う) | 捕まえた相手を、自分の仲間にして戻せる |
| 成り(駒が強くなる) | ヒヨコがニワトリになる仕組みが、ほかの駒にも広がる |
| 二歩・打ち歩詰め(反則) | 鬼ごっこの「してはいけない動き」が増える |
- 駒の動きだけを先に練習する:NEWスタディ将棋のように、矢印つきの駒を使うと負担が減ります。
- 簡単なルールの遊びから始める:「はさみ将棋」は、相手の駒を両側から挟んで取る遊びです。「回り将棋」は、駒を振って進める、すごろくのような遊びです。どちらも将棋の駒で遊べます。
- 反則は、毎回直さず「声かけ」で教える:「その置き方は、将棋ではダメなんだよ」と短く伝えると、やる気を保てます。
よくある悩み:親が将棋を知らなくても大丈夫?
結論は大丈夫です。駒の動きが書かれたNEWスタディ将棋や、ガイドブック付きのシリーズなら、親子で一緒に覚えることができます。大人が教える立場になりすぎず、「どう動くんだっけ?」と一緒に確認する姿勢が、子どもの安心につながります。
また、次のゲームを買う前に、ゲームソフトで試す方法もあります。ごろごろどうぶつしょうぎなどが収録されているため、盤が広がっても遊べるかを確かめられます。
まとめ:盤を少しずつ広げて、本将棋へ
- 次の一歩は5×6マスのごろごろどうぶつしょうぎ(5歳〜)
- 本将棋に進むなら、おおきな森のどうぶつしょうぎかNEWスタディ将棋(5歳以上)
- 将棋以外では、オセロ・五目並べも先読みの練習になる
お子さまが「もっと遊びたい」と言っているタイミングが、一番のステップアップの時期です。
「まずはどうぶつしょうぎを買ってみたい」「新装版との違いが知りたい」という方は、こちらの記事も参考にしてください。

