
【絵本】くもの もいち
内容説明
雨の日も晴れの日も、「もいち」はそばにいる。ちょっぴり怖いけれど、どこか愛おしい小さな友だちとの物語。
女の子が家の中で見つけたクモに「もいち」と名前をつけると、少しずつその存在が気になり始めます。最初は怖がっていたのに、雨の日には「お昼寝かな」と思い、晴れた日は「お花が好きなのかな」と想像するように。近くに来ると驚いて声を上げてしまうけれど、じっとしている姿に「かわいい」と感じる自分に気づきます。苦手だった生き物への印象が変わっていく、小さな心の成長を繊細に描いた一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが苦手意識を持つものや未知の存在への印象が変わるプロセスを優しく描いています。
読後に「怖いと思っていたけど、好きになったものはある?」と問いかけると、子どもの内面を深く知るきっかけになります。
また、自然観察や想像力を育む教材としても活用可能です。「もいち」の行動を子どもたちと一緒に考えたり、身近な生き物に興味を持つきっかけ作りに役立てましょう。