
【絵本】かえるのごほうび
内容説明
うさぎと蛙が繰り広げる物語が、絵巻の世界から飛び出してきたような一冊。古の絵が語りかける物語に心を遊ばせてみてください。
「鳥獣戯画」として知られる絵巻は、うさぎと蛙が取っ組み合いをしたり、猿が騒ぎ回ったりと生き生きとした動物たちの姿が描かれています。しかし、この国宝とされる絵には詞書がなく、複雑に継ぎ接ぎされているため、その意図や詳細は未だ謎のまま。この絵本では、木島始がその魅力的な絵巻に物語を吹き込み、子どもが自然に絵の世界を楽しめるように仕上げました。遊び心と想像力を誘う、特別な一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は「鳥獣戯画」を題材に、子どもたちが想像力を広げられる工夫が詰まっています。絵巻の世界を通じて、昔の日本文化や動物たちの動きの面白さを自然に学べます。
読み聞かせでは、物語を楽しむだけでなく「次はどんな展開かな?」と問いかけながら進めると、子どもたちの発想力が育ちます。
また、絵の観察を通じて細部に気づく力や、歴史的な背景に興味を持つきっかけにもなるので、知育や教材として幅広く活用できます。