
【絵本】あっくんとデコやしき
内容説明
あっくんが出会ったのは、不思議な世界へと誘う張り子人形たち。その瞳の奥に、どんな物語が隠されているのでしょうか。
妹が生まれてから、何かと手伝いを頼まれるようになったあっくん。その日も父さんのもとへお弁当を届ける途中、イライラが募り、桜の枝を折ったり、猫に石を投げたりしてしまいます。たどり着いた「デコやしき」という工房では、薄暗い中で張り子人形の目が怪しく光り出し、どこからか歌声が響きます。福島に実在する民芸品工房を舞台に、被災地への想いが込められた物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの感情の変化や自己表現について考えるきっかけを与えてくれます。あっくんの行動を通じて、怒りや不満をどう受け止め、解消するかを話し合うことができます。
また、福島の民芸品や被災地への想いが描かれており、地域文化や人々のつながりについて学ぶ教材としても活用できます。
さらに、物語の中の「デコやしき」の描写をもとに、想像力を働かせて絵を描く活動や、民芸品づくりに親しむ時間を設けても良いでしょう。