【絵本】金剛山のトラ

内容説明

父の行方を知らぬまま育った少年ユボギが、金剛山で待ち受ける運命に立ち向かいます。その結末は、読者の胸に深く刻まれるでしょう。

ユボギは母と二人で暮らしていましたが、ある日、父が金剛山のトラ退治に出かけたまま帰らなかったことを知ります。幼い心に復讐を誓った彼は、長い年月をかけて鍛錬を積み、弓の腕を磨き上げました。そしてついに金剛山へ向かい、多くの試練を乗り越えて父の敵であるトラと対峙します。全身全霊を込めて放つ矢が、ユボギの運命を大きく動かします。韓国の昔話をもとにした、力強い物語が描かれています。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、親子の絆や努力、勇気の大切さを教える物語です。ユボギが困難に立ち向かう姿は、子どもたちに目標を持つことや諦めない心の重要性を伝えます。

また、韓国の昔話を通じて異文化に触れられる点も教育的です。絵本を読みながら、伝統や背景について親や先生が補足することで、子どもたちの視野を広げる機会となるでしょう。

さらに、物語の展開を通じて「思いやり」や「復讐と和解」について話し合うことで、心の成長を促す教材としても活用できます。