
【絵本】ゆき ゆき ゆき
内容説明
雪が生まれる瞬間から地上へ舞い降りるまで、静かで美しい物語が広がります。雪のかけらに込められた命のような輝きを感じてみませんか。
冬の曇り空の中、ひんやりとした雲に包まれて雪の赤ちゃんが生まれます。小さなその存在は少しずつ形を変え、繊細な結晶となって育ちます。一つひとつが似ているようで、どれも違う不思議な形。雪たちは空中でぶつかり合い、手を取り合うようにして地上へと降りていきます。しかし、手のひらでそっと受け止めると、瞬く間に溶けてしまう儚さ。雪の一片一片に宿る美しさと命の物語が、詩情豊かに描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然の神秘や雪の美しさ、そして儚さを子どもたちに伝える絶好の教材です。
雪の結晶が成長し形を変える様子は、科学的な興味を引き出すきっかけになります。また、一つひとつ異なる雪の形は、個性や多様性の大切さを考える題材にも最適です。
さらに、消えてしまう雪の儚さから命の尊さを学ぶこともできます。静かで優しい物語が、子どもたちの想像力や感受性を育むでしょう。