
【絵本】ボタ山であそんだころ
内容説明
炭鉱の町で育った子どもたちの遊びや日常、そして心に残る出来事が静かに描かれます。
炭鉱が盛んな町に暮らしていた「わたし」は、小学3年生のとき、隣の席のけいこちゃんと初めて友達になります。二人はボタ山を駆け上がったり、黒く流れる川を越えたりしながら楽しい時間を過ごします。しかしある日、学校で授業を受けている最中に、炭鉱のサイレンが鳴り響き、空にはヘリコプターの音が響き渡ります。けいこちゃんが先生に呼ばれ、急いで校門へ向かうその姿を目にしたとき、「わたし」の胸には忘れられない感情が刻まれます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが生きる環境や日常の中で感じる喜びや不安、友情の大切さを静かに教えてくれます。
子育てや教育の場では、異なる環境や出来事への理解を深める教材として活用できます。また、絵本を通じて子ども自身の感情を表現するきっかけとしても役立ちます。
読み聞かせでは、登場人物の気持ちに寄り添いながら、親子や子ども同士で感想を共有すると良いでしょう。