
【絵本】おつきさま こっちむいて
内容説明
夜空に浮かぶ月を見上げるたび、男の子の心には不思議な問いと期待が広がります。「おつきさま、こっちを向いてくれるかな?」
最初に見えたのは、細くて横を向いた三日月。男の子が呼びかけるたび、月は飛行機雲を見たり、自転車に寄り添ってついてきたり、雲に隠れたりと忙しそうです。日ごとに形を変える月は、なかなかこちらを向いてくれません。ある昼間、空に浮かぶ白い月を見つけた男の子。数日後、まんまるい満月がついに男の子のほうを向いてくれました。その瞬間、男の子はきっと不思議な喜びを感じたことでしょう。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、月の形や動きに興味を持たせるきっかけ作りに最適です。
子どもたちが月を観察し、自然の変化に気づく力を育めます。例えば、絵本を読んだ後に夜空を一緒に見上げ、「今日の月はどんな形かな?」と問いかけることで、観察の習慣が身につきます。
また、月が満ち欠けする理由を簡単に説明したり、絵本に登場する男の子の気持ちを想像させることで、科学的な興味や感受性が育まれます。