
【絵本】ピリカ、おかあさんへの旅
内容説明
ピリカが辿った旅の果てに見たものは、命をつなぐ大いなる母の姿でした。
海に暮らすサケのピリカは、ある日、不思議な声に導かれて仲間とともに旅へ出ます。行く手にはサメやアザラシが現れ、川を遡る途中ではクマや大きな鳥が待ち受けます。苦難の末、命の源である湧き水を見つけたピリカは、そこで卵を産み落とし、命を終えます。その最期に彼女が見たのは、自分を呼び戻した声の主――自然の摂理そのものともいえる「お母さん」でした。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然の循環や生命のつながりをテーマにしています。子どもたちに命の大切さや自然界の営みを伝える教材として活用できます。
例えば、ピリカの旅を通じて「困難を乗り越える強さ」や「命を次世代に繋ぐ意義」を話し合ったり、サケの生態について学ぶきっかけにするのも良いでしょう。
また、「お母さん」の存在を通じて、親子の愛や自然の偉大さについて考える場を作ることもできます。感受性を育む絵本として、ぜひ活用してください。