
【絵本】ずいとんさん
内容説明
山寺に響く「ずーいとん」という声。小僧のずいとんは、不思議な出来事に立ち向かいます。そして、知恵を使ってきつねを出し抜く痛快な物語が展開されます。
和尚さんに留守番を頼まれた小僧のずいとん。お経を唱える中、庫裏の方から誰かが名前を呼ぶ声が聞こえます。声の主を探しに行くと、そこにはきつねがしっぽで戸を「ずーい」となぞり、頭で「とん」と叩いていました。きつねは本堂まで逃げ込み、いつの間にかご本尊そっくりに化けてしまいます。最初は翻弄されるずいとんでしたが、機転を利かせ見事にきつねを懲らしめる、ユーモアたっぷりの昔話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに知恵や機転の大切さを伝える絶好の教材です。
ずいとんが困難に直面しながらも、工夫を凝らして問題を解決する姿は、子どもたちに「考える力」を育むきっかけになります。
読み聞かせを通じて、物語の展開を一緒に考えたり、きつねにどう対処するか意見を出し合うことで、想像力や対話力も養えます。
また、ユーモアのある展開は楽しさを提供しながら、物語を通じて学びを得られる魅力的な一冊です。