
【絵本】はじめてのかり
内容説明
凍りつく冬の草原で、少年バートルは初めての狩りに挑みます。闇の中で息をひそめる彼が目にしたものとは……。
モンゴルの大草原で暮らす少年バートルは、父とともに初めてシカ狩りに出かけます。冷たく静かな湖のほとりで、じっと獲物を待つ二人。しかし現れたのは、シカではなく鋭い輝きを放つトラの目でした。緊張感が高まるなか、狩りを中断して急いでテントへ戻ろうとしますが……。自然の厳しさと狩りのリアルが描かれた、迫力ある物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然の厳しさや命の尊さを考えるきっかけを与えてくれます。親や先生は、読後に「自然の中で生きるために必要なこと」や「命をいただくことの意味」について子どもたちと話し合うと良いでしょう。
また、モンゴルの文化や生活に触れる内容は、異文化理解の教材としても活用できます。絵本の情景をもとに、子どもたちと想像を広げる活動を取り入れるのもおすすめです。