
【絵本】まゆとおに
内容説明
山で暮らすまゆが出会った鬼。力強い少女と怖い鬼の奇妙なやりとりが、意外な結末を迎えます。
山姥の娘であるまゆは、ある日鬼と出会います。鬼はまゆを煮て食べようと計画し、お湯を沸かし始めますが、まゆはそれに気づかず、薪を運んだり、かまどを整えたりと楽しそうに手伝います。その怪力を目の当たりにした鬼は驚きつつも、やがてまゆを食べられると期待を膨らませます。しかし、鍋のお湯が沸くと、まゆはなんと鬼を鍋に放り込んでしまいます。鬼の企みが裏目に出る結末がユーモラスに描かれた物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、力強いまゆの行動や鬼とのやりとりを通して、子どもたちに自分の力を信じることや困難に立ち向かう勇気を伝えるのに役立ちます。
また、鬼の視点から見ると、油断や欲張りすぎが失敗につながるという教訓も得られます。話の流れにユーモアがあり、子どもたちは恐怖を感じることなく楽しめます。
読み聞かせでは、まゆのセリフを強調したり、鬼の様子を生き生きと表現することで、物語がさらに盛り上がります。ぜひ親子やクラスで共有してみてください。