
【絵本】つるにょうぼう
内容説明
雪深い村で起きる、不思議で切ない愛の物語。鶴と若者が織りなす運命に心を揺さぶられます。
ある冬の日、山里で若者が傷ついた一羽の鶴を助けました。その夜、若者の家を訪れた美しい女性が「妻にしてください」と頼みますが、彼女の正体は助けた鶴でした。二人の暮らしは穏やかさに満ちていましたが、ある約束が破られたことから運命は大きく変わります。赤羽末吉の繊細な絵が、幻想的な雰囲気をさらに引き立てる、心に残る名作です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、思いやりや感謝の心、約束を守る大切さを教えてくれます。鶴を助けた若者の優しさや、二人の間に生まれる絆を通して、子どもたちに人と人との関わり方について考えさせるきっかけを与えます。
また、赤羽末吉の美しい挿絵は、子どもたちの想像力を刺激し、物語の世界観を深く楽しむことができます。読み聞かせでは、情感を込めて語ることで、より心に響く体験となるでしょう。