
【絵本】ゆきむすめ
内容説明
冬の日に生まれた小さな奇跡は、春と夏が訪れる中で何を伝えようとしているのでしょうか。
子どものいないおじいさんとおばあさんが、雪で女の子を作ると、その雪の娘が命を宿したかのように動き出します。二人は彼女を本当の娘のように大切に育てますが、季節が進んでも外で遊ぼうとしない娘に少し心配を覚えます。夏になり、娘は友だちと森へ遊びに出かけますが、その後、彼女の姿は見えなくなってしまいます。ロシアの昔話をもとに、美しい絵が物語を彩ります。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然の移り変わりや命の儚さについて考えるきっかけを与えてくれます。親子で読む際には、季節ごとの場面を通じて子どもと自然の魅力を話し合うとよいでしょう。
また、雪娘の行動や心情を一緒に想像することで、感受性や共感力を育むことができます。特に子どもたちに「なぜ雪娘は外で遊びたがらなかったのかな?」と問いかけると、自由な発想を引き出せます。
保育や授業では、物語に登場する季節や文化について調べる活動を取り入れると、知識の幅を広げるきっかけになります。