
【絵本】かわ
内容説明
山の静けさの中で生まれた小さな流れは、やがてその形を変えながら旅を続け、海にたどり着きます。
雪どけ水や雨から始まる小さな水の流れは、谷川となり、山を駆け下りていきます。その途中、ダムで電気を生み出したり、岩を削り石を作ったりと、さまざまな役割を果たします。そして平野に広がると、田畑を潤し、人々の遊び場となり、魚釣りの楽しさを提供します。こうして川はゆったりと大きな流れへと変わり、最終的に海へと注ぎます。自然の営みと人々の暮らしが交錯するこの川の旅路が、美しい細部まで描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、川の旅を通じて自然の仕組みや人々の暮らしとの関わりを学ぶ絶好の教材です。
例えば、水が山から海へと流れる過程は、自然の循環を子どもたちにわかりやすく伝えます。また、ダムで電気を生む場面などは、エネルギーの大切さを教えるきっかけになります。
さらに、田畑や遊び場としての川の役割は、自然と人間の共存について考える力を育てます。親子やクラスで読み、話し合いながら学びを深めましょう。