
【絵本】らしょうもんのおに
内容説明
羅生門に住む鬼が織りなす、優しさと冒険の物語。都と鬼、そして人間の世界が交差する中、ほのぼのとした空想が広がります。
京の都の羅生門には、力はあるけれど心優しい鬼が住んでいます。この鬼は都を散策するのが大好きで、女装してこっそりと街へ出かけます。うどん粉で顔を白く塗り、笠をかぶって変装するその姿は、なんともユーモラス。しかし、その先ではどんな出来事が待っているのでしょうか。渡辺綱と羅生門の鬼の伝説を柔らかな空想に包み込んだ、心温まるお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、空想の世界を通じて「優しさ」や「違いを受け入れる心」を育む教材として最適です。羅生門の鬼が人間と交わる姿は、子どもたちに多様性や共感の大切さを伝えます。
また、ユーモラスな描写や冒険の要素は、想像力を刺激し、物語に親しむきっかけを作ります。読み聞かせでは鬼の行動を一緒に考えたり、感情を共有することで、対話を深めることができます。