
【絵本】くまさぶろう
内容説明
くまさぶろうは、ただの泥棒ではありません。彼が盗むものには、なんとも不思議な秘密が隠されています。
動物園のゾウさえ盗んでしまうほどの腕前を持つくまさぶろう。彼の盗みの対象は次第に変わり、食べた人の満足感や心の中の感情にまで及びます。やがて、泣きたい子どもの悲しみや人々の胸に潜む切なさを盗みながら、彼は旅を続けていきます。その行く先には、どんな物語が待っているのでしょうか。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、感情や心の動きに焦点を当てたユニークな物語です。くまさぶろうが「悲しみ」や「満足感」を盗むという設定は、子どもたちに感情の大切さを考えさせるきっかけになります。
読み聞かせを通じて、感情を言葉にする練習や、他人の気持ちを想像する力を育むことができます。また、「盗む」という行為を通じて善悪について話し合う場を設けるのも良いでしょう。
感情教育や道徳教育の導入として、この絵本は非常に役立つ教材です。