【絵本】へいしのなみだ

内容説明

新しい命の誕生が、町に激しい嵐を巻き起こします。涙と祈り、そして運命が交錯する物語です。

ベツレヘムの町に生まれた男の子は、新しい王となる運命を背負っていました。しかし、権力を脅かされることを恐れたヘロデ王は、自ら以外の王を認めず、町の男の子たちを皆殺しにするよう命令します。忠実にその命令を実行する兵士たちの中で、物語は一人の兵士と追いつめられた男の子の出会いを中心に展開します。命を奪う立場にいる兵士の心に、ある変化が訪れるのです。彼の胸に去来する思いとは何だったのでしょうか。そして、この出会いが導く結末とは…。涙がこぼれるような深い物語が描かれています。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、命の尊さや他者への思いやりを深く考えさせる内容です。

物語を通して、子どもたちは「命」と「選択」の大切さに触れることができます。特に、兵士の心の変化は、善悪の判断や他者の立場を考えるきっかけとなるでしょう。

読み聞かせの際には、子どもたちと一緒に登場人物の気持ちを想像し、感想を話し合うことで、共感力や倫理観を育む教材として活用できます。