
【絵本】ねずみくんからのおくりもの
内容説明
ねずみくんは、ねみちゃんのために特別なプレゼントを準備しました。それは、ねずみくんのチョッキとおそろいの赤いリボン。でも、そこへいたずら好きのビムくんがやってきて、一波乱。ビムくんは「ヒミツなら誰にも言わないよ」と約束しますが、果たして本当に守れるのでしょうか?
ねずみくんの「おそろいで散歩をしたい」という願いが叶うのか、ドキドキの展開が続きます。「ヒミツ」を巡る動物たちのやりとりはどこかおかしく、思わず笑ってしまう場面も。そして、最後には思いがけない結末が待っています。
「ねずみくんの絵本」シリーズ第41作であるこの物語は、プレゼントという形だけではなく、思いやりや大切な相手を想う気持ちの温かさを描いています。目に見えないものの大切さや、日常の中にある幸せを教えてくれる心温まる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに思いやりや信頼、秘密を守る大切さをわかりやすく伝える教材として活用できます。ねずみくんがねみちゃんへのプレゼントを準備する姿勢は、相手を想う気持ちや心を込めた行動の大切さを教えてくれます。親や先生は、ねずみくんの行動を通じて「大切な人を喜ばせるためには、どんな気持ちが必要かな?」と問いかけることで、子どもたちに優しさや思いやりの心を育むきっかけを作ることができます。
また、ビムくんが「ヒミツ」を守れるかどうかというストーリー展開は、日常生活でよくある「約束」や「信頼」について考える良い題材です。読み聞かせの後に「約束を守ることってどういう意味?」「約束を破るとどうなるかな?」などの質問を投げかけ、子どもたちと一緒に考える時間を持つことで、責任感や他者への配慮を学ばせることができます。
さらに、この絵本のクライマックスでは温かい結末が描かれており、子どもたちに「思いやりは幸せを生み出す」ということを自然と理解させる効果もあります。絵本を通じて、家族や友達との関わりを見直したり、日常の中にある小さな幸せを感じる力を育むことができるでしょう。親子のふれあいやクラスでの話し合いに最適な一冊です。