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BOOK

【絵本】はずかしがりやの しろうさちゃん

タイトル 【絵本】はずかしがりやの しろうさちゃん
著者
出版年月日 2016/06
判型 A4変型判
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591150245

内容説明

夏休み、しろうさちゃんは海辺の村へ遊びに行きます。そこには、小さなお店を営む大好きなおばあちゃんが住んでいます。でも、しろうさちゃんは恥ずかしがり屋。おばあちゃんに会うのも、ごちそうを食べるのもつい隠れてしまいます。

おばあちゃんのお店には、たくさんの面白いものが並んでいて、しろうさちゃんも見てみたい気持ちはあるのですが、なかなか店の中に入る勇気が出ません。そんなとき、穴のあいたダンボール箱を見つけたしろうさちゃん。「これなら大丈夫!」と思い、箱を頭からかぶると……。

この絵本は、作者が幼いころの自分をしろうさちゃんに重ねて描いた、恥ずかしがり屋の子どもの心に寄り添う温かい物語です。おばあちゃんのお店にはどこか懐かしさを感じさせる商品が丁寧に描かれており、その中に隠れているしろうさちゃんを探すという楽しみもあります。お店で自分ならどの商品を選ぶか、家族で話しながら読むのもおすすめです。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、恥ずかしがり屋のしろうさちゃんを通して、子どもたちが新しい環境や人との関わりに対して抱く不安や緊張に寄り添う内容です。特に、初めての場所や人との接触をためらう子どもたちにとって、しろうさちゃんのような行動や気持ちは共感しやすく、安心感を与えることでしょう。この物語を読み聞かせる際には、子どもの気持ちに共鳴しながら、「しろうさちゃんはどうして恥ずかしかったのかな?」や「君ならどうする?」と問いかけ、感情を言葉にする練習をするのがおすすめです。

また、おばあちゃんのお店に登場する昔ながらの商品は、親や先生にとっても懐かしい気持ちを引き出してくれます。子どもたちと一緒に「この商品は何だろう?」「自分ならどれを選ぶ?」と考えたり、実際に似た商品を調べるなど、コミュニケーションや想像力を広げるきっかけとして活用できます。こうした話し合いは、親子やクラスでの絆を深める効果が期待できます。

さらに、しろうさちゃんがダンボール箱を使って行動を起こす場面は、子どもの工夫や創造性を引き出します。「ダンボール箱で何を作れるかな?」と問いかけ、実際に工作をしてみると楽しい活動になります。物語を通じて、子どもたちが自分の弱さや不安を乗り越える小さな一歩を学べるよう、温かく見守りながら読み進めていくと良いでしょう。