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BOOK

【絵本】ビビのアフリカ旅行

タイトル 【絵本】ビビのアフリカ旅行
著者 ,
出版年月日 2015/08
判型 A4変型判
ページ数 78ページ
出版社
対象年齢
ISBN 9784591146125

内容説明

野良猫ビビがアフリカの現実を伝える絵本『ビビのアフリカ旅行』。黒柳徹子さん推薦の前作『ビビ』は、ブルーベリー農園のおじさんとビビの心の交流を描き、多くの読者を魅了しました。その続編となる本作では、ビビが日本を飛び出してアフリカを訪れます。

アフリカの学校や市場など、人々の日常の様子を目にするビビは、現地の診療所や市場にも足を運びます。また、子どもたちが厳しい環境で働かなければならない現状に触れ、その驚きや悲しみを素直に語ります。旅の途中で「サラム」(平和)という名の猫と出会い、案内を受けながら文化や暮らしについて語り合う場面も描かれています。

本書の作者、たがわいちろうさんは、ユニセフ親善大使である黒柳徹子さんとともに長年にわたりアフリカを訪問し、さまざまな国でドキュメンタリー番組を制作してきました。その経験が本作にも反映されています。巻末には、黒柳徹子さんからのメッセージとともに、作家・椎名誠さんや脚本家・内舘牧子さんの推薦文も収録されています。

知育や教材で活用する際のポイント

『ビビのアフリカ旅行』は、子どもたちに異文化理解や世界の現実を伝える貴重な教材として活用できます。本作では、主人公の野良猫ビビがアフリカを訪れ、学校や市場、診療所などでのリアルな日常とともに、子どもたちが厳しい環境で働く姿を目の当たりにします。この物語を通じて、日本とは異なる文化や暮らしについて学びながら、世界の不平等や平和の重要性を自然に考えさせるきっかけを与えることができます。

特に、ビビが「サラム」という名前の猫と出会い、アフリカの文化や価値観について語り合う場面は、異なる視点を持つことの大切さを子どもたちに教えてくれるでしょう。親や先生が読み聞かせをする際には、ビビの感情や言葉を丁寧に伝えることで、子どもたちの共感力を育むことができます。物語を読んだ後には、「ビビはどんなことに驚いたのかな?」「私たちが平和のためにできることは何だろう?」といった質問を投げかけ、話し合いの場を設けるとさらに学びが深まります。

また、巻末に収録されている黒柳徹子さんや他の著名人のメッセージを参考に、アフリカの現状や支援活動について親子で調べるのも良いでしょう。絵本という親しみやすい形式を通じて、子どもたちが世界に目を向け、自分たちにできることを考える第一歩として活用できる一冊です。