
【絵本】はなさかうさぎのポッポ いちばんのたからもの
内容説明
ぼくはだれの役にも立てないのかな? そんな思いで胸がいっぱいになったポッポは、ひとりで森へと出かけます。
そこで出会ったのは、絵を描くのが得意なくまのおじさん。彼との出会いが、ポッポの心に大きな変化をもたらします。
心温まるシリーズの第7作です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自己肯定感や自分の役割を見つけることの大切さを子どもたちに教えるのに適した教材です。主人公のポッポが「自分は役に立てないのではないか」と悩む姿は、成長過程で自己評価に迷う子どもたちにも共感を呼びます。物語を通じて、他人との出会いや異なる視点が自分の可能性を広げるというメッセージが伝わるため、子どもたちが「自分にもできることがある」と前向きになれるきっかけを作ることができます。
家庭で読み聞かせをする際には、ポッポの気持ちを一緒に考える時間を作りましょう。「ポッポはどうして悲しかったのかな?」と問いかけることで、子どもが自分の感情を言葉にする練習にもなります。また、くまのおじさんとの出会いを通じてポッポが変わっていく様子を共有することで、助け合いや得意なことを見つける喜びを自然に学べます。
保育園や幼稚園、小学校の授業では、読後に「自分の得意なことは何だろう?」と考える時間を設けるとよいでしょう。絵を描く、歌う、体を動かすなど、子どもたちそれぞれの個性を引き出すきっかけになります。さらに、グループで話し合いを行えば、他人の得意なことを認める姿勢も育てられます。この絵本は、心の成長を促す素晴らしいツールです。