
【絵本】からだであそぼう かた
内容説明
ゆうたくんとのんちゃんは、「ももたろう」のお芝居に出演することになりました。
けれども、本番が近づくにつれ、ゆうたくんは緊張で肩がカチコチに固まってしまいます。
そんなゆうたくんを見て、のんちゃんはどうするのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが緊張や不安を感じたときにどう対処すればよいかを考えるきっかけを与えてくれる物語です。ゆうたくんが「ももたろう」のお芝居を通じて緊張を経験し、のんちゃんがその様子を見てどう支えるかという展開は、子どもたちに共感を呼び起こしやすい内容です。特に、保育園や幼稚園、小学校低学年の子どもたちは発表会や行事で緊張する場面が多く、自己表現への不安を抱えることもあります。この絵本を教材として活用する際には、物語を通じて「緊張するのは自然なこと」「友だちや周囲の助けが心の支えになる」といったメッセージを伝えるとよいでしょう。
また、読み聞かせの後に、子どもたち自身の経験を話し合う時間を設けるのも効果的です。「緊張したときにどうしたら楽になれるか」「友だちが困っているときにはどんな声かけができるか」を考えさせることで、共感力や自己表現力を育むことができます。加えて、のんちゃんの行動を具体的に振り返り、「こういうサポートはどんな気持ちになるかな?」と問いかけることで、社会性や思いやりの心を育てることにもつながります。親子で一緒に読む場合は、親自身の経験やアドバイスを交えながら、子どもの不安を受け止めてあげると良いでしょう。