
【絵本】しろがはしる
内容説明
しろが元気よく吠えています。それは、朝早い散歩に行こうという合図です。
亡くなったおじいちゃんに代わって、ぼくがしろを連れて外へ出ます。おじいちゃんとの思い出がたくさん詰まった道を、しろと一緒に走ります。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、家族やペットとの日常、そして大切な人を失った後の心の成長を描いており、知育や教材として多くのポイントがあります。まず、子どもたちにとって「しろ」の元気な吠え声や散歩という日常的なエピソードは、生活の中にある楽しさや規則正しい行動の大切さを学ぶきっかけになります。朝の散歩を通じて、自然や周囲の環境に興味を持つことも期待できます。
また、「おじいちゃんの思い出」というテーマは、子どもたちが家族や親しい人との絆について考えたり、亡くなった人をどのように心に留めていくのかを学ぶ良い機会です。特に幼稚園や小学校低学年の子どもにとっては、死や別れという難しいテーマをやさしく伝える教材として活用できます。この絵本を通じて、命の大切さや感謝の気持ちを育むことができるでしょう。
さらに、この物語は「ぼく」がしろを連れて散歩に行く主体的な行動が描かれているため、子どもたちが自分の役割や責任を考えるきっかけにもなります。家庭では親子で一緒に読みながら、散歩や自然観察を楽しむこと、自分の大切な人や動物について話し合う時間を作ると良いでしょう。保育園や幼稚園、小学校では絵本を読んだ後、命や思い出について話し合ったり、絵や文章で表現する活動を取り入れると、さらに深い学びにつながります。