
【絵本】もりになったライオン
内容説明
緑色のライオンは、いつも眠ってばかり。けれど、そののんびりとした姿勢のおかげで、周りで起きる小さなできごとを見逃すことはありません。
シンプルながら力強い絵で描かれた、心に残る一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、一見怠け者に見える緑色のライオンが、実は周りの小さなできごとをしっかりと見守り、気づいているというストーリーです。子どもたちに「観察力」や「心の余裕」の大切さを教えるのにぴったりの題材です。特に、忙しい毎日を送る中で忘れがちな「小さな喜びを見つける力」を育むきっかけとなるでしょう。
また、この絵本は「ライオン」というキャラクターを通じて、子どもたちに「自分らしさ」や「個性」を大切にすることを伝えることもできます。周りと比べて焦るのではなく、自分のペースで物事を進めることの意義を子どもたちに気づかせる良い機会になるでしょう。保育や授業の中では、読み聞かせをした後に「みんなが最近気づいた小さなできごと」を話し合う時間を設けると、子どもたちの観察力や表現力の向上につながります。
さらに、シンプルで力強い絵が特徴のこの絵本は、視覚的にも子どもたちの興味を引きつけます。絵をじっくり見ながら、お話の内容と関連づけて考える活動を取り入れると、感受性や想像力を高める効果が期待できます。親子の読み聞かせや、クラスでの教材として幅広く活用できる一冊です。