
【絵本】コアラとお花
内容説明
大好きだった花が枯れてしまい、コアラはとても悲しい気持ちに。どうすれば花が作れるのか知りたくて、いろんな人に聞いてみますが、誰も答えを教えてくれません。
困り果てたコアラは、思い切って初めて図書館へ行くことに。そこでコアラは何を見つけるのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「学ぶことの喜び」や「自ら行動する力」の大切さを伝える教材として非常に有用です。主人公のコアラが花を作る方法を探し、自ら図書館に足を運ぶという行動は、問題解決への積極的な姿勢を示しています。これにより、子どもたちは困難に直面した際、自分で考えたり調べたりすることの重要性を学べるでしょう。たとえば、読み聞かせの後に「コアラと同じように、みんなが知りたいことは何?」と問いかけ、図鑑や本を使った調べ学習に発展させるのも効果的です。
また、コアラが最初は悲しい気持ちになりながらも、努力を積み重ねる姿は、子どもたちに「感情を受け入れながらも前を向く力」を育む手助けとなります。感情教育の一環として、この場面を取り上げ、「困ったときにどうすればいいかな?」などのディスカッションを行うのもおすすめです。さらに、図書館という場がストーリーの鍵となっている点では、子どもたちに図書館や本への親しみを持たせるきっかけにもなります。
この絵本を通じて、知識を得る楽しさや、挑戦する勇気を自然と子どもたちに伝えられるよう工夫することで、学びの幅を広げる良い機会となるでしょう。