
【絵本】チビねずくんのながーいよる
タイトル | 【絵本】チビねずくんのながーいよる |
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著者 | くぼしま りお,ジェーン・チャップマン,ダイアナ・ヘンドリー |
出版年月日 | 2000/10 |
判型 | |
ページ数 | 28ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 3歳,4歳,5歳 |
ISBN | 9784591065792 |
内容説明
風がビュービューと吹くある夜、ちょっぴり怖がりなチビねずくんは、なかなか眠ることができません。怖くなるたびに、優しいオオねずくんを何度も起こしてしまいます。
そんなふたりのねずみが過ごす、長い長い夜のお話。眠れない夜のひとときを、ほっこり温かい気持ちで描いています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが抱える「夜が怖い」「眠れない」という不安な気持ちに寄り添いながら、それを優しく包み込む物語です。子育てや保育の場では、子どもたちが安心感を持つためのきっかけとして活用できます。特に、ちょっぴり怖がりなチビねずくんと、それを優しく受け止めるオオねずくんの関係性は、「怖い気持ちを持つのは自然なこと」「安心できる存在がそばにいる」というメッセージを伝えるのに最適です。
子どもたちに読み聞かせをする際は、風の音やねずみたちのやり取りを声色やトーンを工夫して表現することで、物語の臨場感を高め、さらに共感を引き出せるでしょう。また、読み終えた後に「夜が怖いときはどうしたらいいかな?」と問いかけたり、「自分がチビねずくんだったらどうする?」と想像を促すことで、子どもたちの感情理解や自己表現を助けることもできます。
さらに、保育園や幼稚園、小学校の場面では、この絵本を通じて「思いやり」や「優しい声かけの大切さ」を考える時間を設けることもおすすめです。物語を題材に、友達や家族を大切にする心を育む活動に発展させることで、知育的な価値も高まります。この絵本は、心の成長を促す教材として、多様な場面で活用できる一冊です。