
【絵本】ごろうのおみせ
内容説明
ある日、ごろうは学校をやめて、お店をひらくことにしました。
そのお店でやることといえば、〇や△を描くだけ。でも、それがなんと大人気!
次々とお客さんがやってきて、思いもよらない大繁盛ぶり。ごろうのユーモアが光る、ちょっと不思議で楽しい物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、主人公のごろうが学校をやめてお店を開くという大胆な行動から始まり、〇や△を描くだけというシンプルな活動が大成功を収めていくストーリーです。まず注目すべきは、子どもたちに「挑戦することの大切さ」や「自分の好きなことを追求する楽しさ」を感じさせる内容である点です。ごろうの自由な発想やユーモアに触れることで、子どもたちは自分の個性や興味を大切にすることを学ぶきっかけになるでしょう。
また、この物語は、コミュニケーションや創意工夫の重要性を自然に教えることができます。お店に訪れるお客さんとのやり取りを通じて、人と関わる面白さや喜びを感じることができるので、社会性を育む教材としても活用できます。特に保育園や幼稚園では、ロールプレイやごっこ遊びの題材にすることで、子どもたちが物語の中に入り込みながら学びを深められるでしょう。
さらに、〇や△のような抽象的な形が登場することから、形や図形に対する興味を引き出す知育活動とも結びつけられます。絵本を読み終わった後で、子どもたちに実際に形を描いたり、自分だけのお店を考えたりする創作活動を取り入れることで、想像力や表現力を育むことができます。この絵本は、読み聞かせだけでなく、遊びや学びの幅を広げる可能性を秘めた一冊です。