
【絵本】ポムとナナ はちみつのたね
内容説明
こぐまのポムは、みつばちのナナの家から大好きなはちみつをこっそり持ち帰っていました。けれど、ある日その様子をナナに見つかってしまいます。
突然の出来事にナナは大激怒。ポムとナナ、くまとみつばちは、このまま仲違いしてしまうのでしょうか。それとも、何か方法を見つけて仲良くなれるのでしょうか。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「正直さ」や「他者との信頼関係の大切さ」を教えるのに最適な教材です。主人公のこぐま・ポムがみつばちのナナのはちみつをこっそり持ち帰る行動は、子どもたちにとって身近な「悪いことをしてしまう気持ち」や「誰かの物を勝手に使うこと」の例として話題にしやすいテーマです。絵本を読み進めながら、子どもたちに「ポムがしたことはどういう気持ちだったのかな?」や「ナナが怒った理由は何だと思う?」と問いかけることで、自分の行動や他者の気持ちを考えるきっかけを作ることができます。
また、ポムとナナがどのようにして仲直りをするのか、物語の結末は「問題解決力」を育むための重要な要素です。トラブルが起きたとき、子どもたちがどう対応すればよいのかを考える力を育てるために、「もし君だったらどうする?」と意見を聞くのも良いでしょう。さらに、くまとみつばちという異なる種族のキャラクターを通して、多様性や他者との共存を学ぶ機会として活用することも可能です。
絵本の明るくかわいらしいイラストも、子どもたちの興味を引き付けるポイントです。読み聞かせをする際には、声色を変えたり、登場キャラクターの感情を表現しながら読むことで、より深く物語に入り込ませることができます。この絵本は、子どもたちの心を育むだけでなく、親や先生が子どもたちと一緒にコミュニケーションを深める良いきっかけとなるでしょう。