
【絵本】ぼくのてぶくろ
内容説明
家に帰ってみると、大切な手袋が片方なくなっていることに気づいた。自転車に乗るときも、雪遊びをするときも、いつも一緒だったぼくの手袋。
たくさんの思い出が詰まったその手袋を、どうしても探し出さなくちゃいけない。手袋がどこに行ったのか、ぼくはこれから探しに出かける。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、大切なものを失った時に感じる喪失感や、それを取り戻そうとする行動を描き、子どもたちに感情や思いやりについて考えさせる素晴らしい教材です。物語の主人公が手袋を探す姿を通じて、探求心や問題解決のプロセスを学ぶきっかけにもなります。親や先生は、読み聞かせの際に「どうして手袋が大切だったのかな?」「みんなだったらどうやって探す?」などの問いかけをすることで、子どもの考える力や共感力を育むことができます。
また、物語には「思い出」というテーマも含まれているため、子どもたちと一緒に「自分にとって大切なもの」について話し合う時間を設けると良いでしょう。たとえば、「自分が大事にしているものは何か」「それにどんな思い出があるか」を共有することで、自己表現力や他者の価値観を理解する力を養えます。さらに、手袋探しの冒険を通じて、失敗しても諦めずに努力する姿勢の大切さを伝えることもできます。
この物語は感情教育だけでなく、言葉の表現やストーリーの流れを学ぶ国語教育の一環としても活用できます。登場する言葉や状況を一緒に整理しながら読めば、子どもの読解力や語彙力の向上にもつながるでしょう。親や先生が積極的に対話を交えながら読むことで、子どもたちの学びの幅を広げることができます。