
【絵本】はしるチンチン
内容説明
コウキくんは3歳の男の子。ある朝、着替えの途中でふとした拍子にフルチンのまま駆け出してしまいます。
そのまま勢いよく街を走り抜け、さらに海を越え、見知らぬ異国の地まで駆け続けます。どこまでも続く冒険の果て、気づけば彼の頭上には満天の星空が広がっていました。
生命の力強さと美しさを描き出した、著者による新たな挑戦となる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの冒険心や想像力を育む教材として最適です。主人公のコウキくんが日常の中で突如始まる大冒険を繰り広げる姿は、幼い子どもたちにとって共感しやすく、同時に「自由な発想」や「枠にとらわれない行動」の大切さを伝えてくれます。特に、幼児期は好奇心旺盛で行動力が強い時期です。この絵本を通じて、自分の可能性を広げる勇気や、新しい世界を知る楽しさを感じられるでしょう。
また、物語が進むにつれ、海を越え異国の地へと旅する描写は、異文化への関心を促すきっかけにもなります。登場する風景やシチュエーションを通じて、自然や世界の多様性について子どもたちと話し合う時間を作るのも良いでしょう。絵本の中に描かれた星空のシーンは、生命の神秘や宇宙の広がりを感じさせる要素があり、科学や自然に興味を持つきっかけにもなります。
さらに、子どもが「フルチン」のまま駆け出すというユーモラスな設定は、子どもたちが楽しく笑いながら読むことができるポイントです。読み聞かせの際には、笑いを交えつつ、自由な行動とその結果について考える場を設けることで、子どもの自己表現力や想像力を伸ばすことができます。家庭や保育・教育の現場で、子どもの好奇心を引き出す知育絵本として活用してみてはいかがでしょうか。