
【絵本】くるりん!ダンゴム
内容説明
土の村に住むダンゴムシの少年、ダンゴムの物語です。村で乱暴者として恐れられているカブトムに立ち向かうため、ダンゴムは一念発起します。
ダンゴムはクマムー師匠のもとを訪れ、修行を開始。厳しい訓練を乗り越えた彼は、特別な力を持つ「くるりん玉」を手にします。
ダンゴムはこの力をどう使うのか、そしてカブトムとの対決の行方は――。友情や勇気がつまった心温まる冒険の絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
「ダンゴムの物語」は、子どもたちにとって重要なテーマである「勇気」や「自己成長」を学ぶのに最適な絵本です。主人公ダンゴムが乱暴者のカブトムに立ち向かうために努力し、特別な力を得る過程は、子どもたちに挑戦する心や問題解決の大切さを伝えます。親や先生が読み聞かせをする際には、ダンゴムが困難にどう向き合い、どんな気持ちで修行を乗り越えたのかを子どもたちに問いかけることで、感情移入を促すと効果的です。
また、クマムー師匠との修行の場面では、努力の重要性や忍耐力を学ぶ機会を提供します。子どもたちに「自分ならどうする?」と考えさせることで、物語を単なる読み物に終わらせず、自己反省や意識の変化を促す教材として活用できます。さらに、物語のクライマックスであるカブトムとの対決シーンでは、力の使い方や相手との向き合い方について話し合うことで、倫理観や協調性について考える時間を作ることが可能です。
友情や勇気といった普遍的なテーマを扱うこの絵本は、子どもたち一人ひとりの心に響く内容が詰まっています。読み終わった後には、物語から感じたことや学んだことをふり返る時間を設けることで、さらに深い学びへと繋げられるでしょう。