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BOOK

【絵本】みえないって どんなこと?

タイトル 【絵本】みえないって どんなこと?
著者
出版年月日 2002/11/30
判型 A4変
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,,
ISBN 9784265006229

内容説明

すーさんと全盲のめぐみさんは、児童館で働く先生です。この絵本は、アイマスクをして友達を探したり、手で触れたり、口に含んでみたりと、視覚以外の感覚を使う体験を通して、「心で見る」とは何かを考えさせてくれます。

ワークショップをきっかけに生まれたこの物語では、バリアフリーグッズもいくつか紹介されますが、それ以上に大切なこととして、他者を思いやる心の重要性が語られます。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもたちが視覚以外の感覚を意識し、それを通じて他者への思いやりや共感を育むきっかけを与える内容となっています。アイマスクを使った体験や触覚、味覚を活用するシーンを通じて、「見る」という行為が単なる視覚情報以上の意味を持つことを学べるのが特長です。親子で一緒に読みながら、目を閉じて感覚を研ぎ澄ます体験をすることで、感覚の多様性を楽しむと同時に、日常生活の中で当たり前と感じていることを見直すよい機会になります。

また、絵本に登場するバリアフリーグッズは、子どもたちにとって新しい発見となり、障がいを持つ方々の日常に対する理解を深める助けとなります。ただし、この絵本が強調するのは単なる知識の提供ではなく、他者を思いやる心を育むことです。保育園や幼稚園、小学校の先生が教材として使用する際は、絵本を読み聞かせた後に子どもたちと「誰かの立場に立って考える」ワークを行うとよいでしょう。たとえば、アイマスクをつけた状態での簡単なゲームや、触覚や味覚に注目したアクティビティを取り入れることで、感覚を通じた学びの深まりが期待できます。

さらに、この絵本を通じて子どもたちが学ぶのは、障がいの有無に関わらず「心で見る」ことの大切さです。日常生活の中で他者を思いやる行動を促すためにも、親や先生が絵本の内容を繰り返し言葉にして伝え、子どもたちが実践できるようサポートすることが重要です。