
【絵本】しゃもじいさん
内容説明
忘れられてしまった道具たちが、ふたたび輝ける場所を求めて旅をする心温まる物語。
しゃもじのしゃもじいさんは、新たな役目を見つけるため旅に出ます。道中、捨てられた茶碗やお皿、鍋など、居場所を失った仲間たちと出会い、共に使ってくれる家を探し歩きます。しかし、最後に訪れたお寺で住職の冷たい言葉が道具たちの心を傷つけ、人間への不満が爆発する事態に……。物を大切にする大切さを教えるとともに、後半では道具の手入れや修理の大切さも描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、物を大切にする心を育む絶好の教材です。子どもたちに「捨てる前にできること」を考えさせるきっかけになります。
物語を読み聞かせた後、家や教室で使わなくなった物を探し、新たな使い道を話し合う活動につなげると効果的です。
また、道具の手入れや修理のシーンを通じて、物を長く使う工夫や愛着を持つ大切さを考える時間を作りましょう。