
【絵本】春のわかれ
内容説明
春の訪れとともに訪れた別れ。その儚さが胸を打つ物語です。
若君は、貴重な硯を割ってしまった青年をかばい、自ら罪を引き受けて遠く追放されてしまいます。優しさゆえの行いでしたが、その別れの悲しみは彼の心を蝕み、ついには病に倒れてしまいます。平安時代の物語をもとに描き出された、心の痛みと人の絆を感じさせる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、優しさや思いやりの大切さを学ぶきっかけになります。
若君が他者を守るために犠牲を払う姿は、相手を思いやる行動や責任感を子どもたちに考えさせるでしょう。また、別れや悲しみといった感情に触れることで、共感力を育むことができます。
読み聞かせの後に「若君の気持ち」や「自分ならどうするか」を話し合うと、さらに深い学びにつながります。