【絵本】ぼうさまになったからす

内容説明

戦争がもたらす影は、人だけでなく森や空の静けさにも及んでいました。かつての賑わいが消えた村で、ある変化が起こります。

戦争のため村の男たちは次々と戦場へ向かい、日常が失われていきます。その中で、以前は大群で空を覆っていたカラスたちの姿も、いつの間にか消えてしまいました。人々の暮らしと自然の調和が崩れた村で、何が起こったのでしょうか。物語は静かな問いかけをもって進んでいきます。

この絵本は、戦争が人々の暮らしや自然に与える影響を静かに描き出しています。

子どもたちと一緒に読む際には、戦争がもたらす現実について話し合うきっかけとして活用できます。また、自然と人間のつながりや平和の大切さを考える教材としても役立ちます。

読み聞かせ後には、「なぜカラスがいなくなったのか」「村に賑わいを取り戻すにはどうすればいいか」など問いかけ、子どもたちの考えを深めてみましょう。