
【絵本】あらかわ・すみだがわ
内容説明
秩父の山々から流れ出た水は、どんな旅をして海へたどり着くのでしょうか。雲に乗った案内人とともに、その答えを探ります。
長さ173kmの荒川は、秩父の山奥から流れ始め、埼玉や東京を抜けて東京湾へ注ぎます。途中で隅田川と荒川本流に分かれたこの川は、明治から昭和にかけての治水工事によって形作られました。鉱山や化石が眠る上流、暮らしと共にあった中流、そして大都市東京に広がる下流の風景が、奥秩父の神さまと女の子の語りで鮮やかに語られます。川がたどる道のりを通じて、自然と人との深い関わりを描き出します。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、荒川の旅を通じて自然と人との関わりを学べる内容です。
親子で読む際は、川や自然の風景を一緒に想像し、質問を投げかけて会話を楽しむことで、自然への興味を深められます。
先生方は、川の地理や治水の歴史を学ぶ導入として活用し、地域の地図や写真を用いると理解が広がります。
また、上流から下流までの環境の変化を話し合うことで、自然保護や人間の暮らしについて考えるきっかけになります。