
【絵本】もののけの家
タイトル | 【絵本】もののけの家 |
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著者 | 堀川理万子(ほりかわりまこ) |
出版年月日 | 2017/06 |
判型 | |
ページ数 | 32ページ |
出版社 | 偕成社 |
対象年齢 | 小1,小2 |
ISBN | 9784034272503 |
内容説明
不思議な現象が次々と起こる屋敷。住む人々の想像力と恐れをかきたてる、その正体とは何なのでしょうか。
昔、平安京には妖怪やもののけが出ると噂される古い屋敷がありました。人々は恐れて近寄りませんでしたが、ある日、国の要職にある宰相がその屋敷を購入すると言い出します。周囲の反対をよそに、彼は引っ越しを決行。すると、庭に埋まっていた鍋が人の形になったり、小さな老人が現れ寝ている人の顔を触ったり、不気味な顔が天井に浮かび上がったりと、奇妙な出来事が続きます。この絵本は『今昔物語集』に収められた説話をもとに、平安時代の人々が抱いた怪異への想像を描き出しています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、平安時代の怪異を通じて想像力を育む教材として最適です。
物語の不思議な現象や登場人物の反応を通じて、「怖い」という感情や未知への興味を子どもたちが自然に体験できます。また、昔話を題材にしているため、日本の歴史や文化への関心も育めます。
読み聞かせの際には、場面ごとに子どもたちに感想や質問を促すことで、想像力や表現力を引き出す工夫もおすすめです。