
【絵本】よあけ
内容説明
夜明けが訪れる瞬間、大自然はどんな色に染まるのでしょうか。心の中に広がる静寂と感動を描いた一冊です。
秋深まる森では、木々が赤や黄に彩られ、川はゆったりと流れています。子どもだった「わたし」は、じいさんと小舟に乗り、川を下りました。夕暮れには岸辺でたき火を囲み、じいさんから動物たちの物語を聞きます。夜、星空の下で眠り、朝もやの中目覚めた「わたし」は、動物たちの影を目にします。そして山の端から光が差し始めると、黄金色の世界に包まれている自分に気づくのです。極東シベリアの森を舞台に、夜明けの神秘的な瞬間を見事に描いた絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、大自然の美しさや四季の変化、静寂の中で感じる感動を子どもたちに伝える絶好の教材です。
自然の色彩や夜明けの神秘を通じて、観察力や想像力を育むきっかけになります。読後に「どんな色が見えた?」と問いかけると、感性を引き出せます。
また、夕暮れや星空の描写を通して「時間の流れ」について話すことで、時間感覚を学ぶ助けにもなるでしょう。