
【絵本】やねうらべやのおばけ
内容説明
長い間ひとりぼっちだったおばけが、思いがけず訪れた小さな出会いに戸惑いながらも、少しずつ心を動かされていきます。
古い家の屋根裏に住むおばけは、姿を消したり小さくなったり、自由自在な力を持っています。でも家の外に出るのは怖くて、ずっと屋根裏でひとりきり。ところがある夜、美しい月に誘われて外へ飛び出したことがきっかけで、この家に住む女の子が屋根裏を訪れるようになります。居心地の良いひとりの空間を邪魔されたおばけは、女の子を追い払おうとさまざまな工夫をしますが……。細やかに描かれた世界が魅力の絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は「怖い」「ひとりが好き」といった感情に寄り添い、他者との関わりが生む変化を優しく描いています。
子どもたちに「心の成長」や「相手を受け入れる大切さ」を伝える教材として活用できます。
読み聞かせ後に「おばけの気持ち」を一緒に考えたり、女の子との関係を子どもたち自身の体験に結びつけて話してみましょう。