【絵本】走れ！！機関車

内容説明

蒸気をあげて力強く進む機関車。その旅路の先に、どんな景色が待っているのでしょうか。

1869年の夏。新しく完成した大陸横断鉄道に乗り、ある家族がアメリカ東部から西部へと旅立ちます。それまで馬車や遠回りの船旅に頼っていた長い移動が、この鉄道の登場でたった4日間に短縮されました。南北戦争中に計画され、7年の歳月をかけて完成したこの鉄道と、力強く走る蒸気機関車がアメリカの暮らしを大きく変えた様子を、美しい絵とともに描きます。物語の最後には蒸気機関車に関する詳しい解説も付いています。コルデコット賞を受賞したこの作品は、歴史の息吹と鉄道の魅力を存分に伝えます。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、歴史的な出来事と蒸気機関車の魅力を通じて、子どもたちに「移動の進化」や「技術の発展」を学ばせる絶好の教材です。

物語を読み聞かせながら、大陸横断鉄道が生活をどう変えたのかを話し合えば、時代背景への理解が深まります。また、美しい絵を観察することで、視覚的な興味も引き出せます。

巻末の解説を活用し、蒸気機関車の仕組みや役割を説明すれば、科学や社会への好奇心も刺激されるでしょう。親子やクラスで楽しめる一冊です。