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BOOK

【絵本】さくらの谷

タイトル 【絵本】さくらの谷
著者 ,
出版年月日 2020/02
判型
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢
ISBN 9784033330006

内容説明

どこか懐かしく、どこか不思議な。その谷で見た景色は、今でも心の中で揺れ動いています。

冬の終わり、林の尾根道を歩いていた私は、満開の桜に包まれた谷を見つけました。そこには色鮮やかな鬼たちが集い、楽しげに花見をしていました。誘われるままに宴に加わり、やがて鬼たちとかくれんぼをすることに。林の中を探すうち、木陰に見えたのは懐かしい家族の面影でした。すでに遠い世界へ旅立ったはずの人々が、この谷で遊んでいたのです。風が吹き抜け、桜が散ると、私は静かな雑木林にひとり戻っていました。けれど遠くから、鬼たちの歌声が聞こえる気がしました。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、自然の美しさや不思議な世界に触れる体験を通じ、子どもたちの感性や想像力を育む教材として活用できます。

例えば、桜や雑木林の描写を通じて季節の移ろいを学び、自然観察の興味を引き出せます。また、鬼たちとの交流や家族への思いを描いた物語は、他者とのつながりや思いやりを考えるきっかけになります。

読み聞かせ後に「もし自分がこの谷に行ったらどうする?」と問いかけると、子どもたちの心に広がる世界を共有できるでしょう。