【絵本】まつげの海のひこうせん

内容説明

けんかで負けた日の夜、少年が出会ったのは、不思議なひこうせん。そこから始まる冒険は、心の中の新しい世界への扉でした。

主人公の「ぼく」は、けんかに負けて悔しい気持ちを抱えていました。そんなとき、まつげの海に現れた飛行船に乗り込むことに。そこで広がるのは、自分だけの心象世界。にくい「あいつ」を負かすため、飛行船とともに冒険を繰り広げる少年の姿を通して、心の葛藤や成長が描かれる物語です。幻想的な風景とともに、読む人を不思議な世界へと誘います。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもの心の葛藤や成長を優しく描いており、感情教育に役立ちます。けんかや悔しさといった負の感情を扱っているため、子どもが自分の気持ちを理解し、受け入れるきっかけを作れます。

読み聞かせの際は「悔しい気持ちはどんなもの？」など質問をし、感情表現を促すと良いでしょう。また、物語の中で少年が乗り越えた心の変化を一緒に考えることで、自己肯定感を育む助けになります。