
【絵本】あなのはなし
内容説明
気まぐれな穴が出かけた先で、どんな世界が広がっているのでしょうか?仲間たちとの出会いや冒険が、思わぬ展開を生み出します。
ある日、靴下に空いた穴がふらりと旅に出ました。道中で4人の仲間に誘われ、一緒に歩き続けるうちに小さな小屋を見つけます。みんなでそこで一夜を過ごすことにしましたが、静かな夜の中、小屋に忍び寄る不思議な気配……。ユーモアの中に少しの緊張感も漂う、穴と仲間たちのちょっと変わった旅物語です。どこか「赤ずきん」の要素が隠れているのも魅力的です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、想像力や冒険心を刺激するストーリーが特徴です。読後に「穴が旅に出た理由」や「仲間たちの役割」について話し合うことで、子どもの発想力を育てられます。
また、緊張感とユーモアのバランスが取れており、感情の変化に気づく力も育めます。登場する小屋や不思議な気配についての考察を促すと、物語理解力が深まるでしょう。
さらに、「赤ずきん」の要素を見つける活動を通じて、他の物語との関連性を探す楽しさも教えられます。親子やクラスでの対話が広がる一冊です。