
【絵本】おこりたくないおこりんぼのラノ
内容説明
ティラノサウルスのラノは、花を愛する穏やかな恐竜。みんなが夢中になる相撲や狩りの練習には興味がありません。そんなラノに、小さなトロオドンたちがいたずらを仕掛けます。特に触られるのが苦手なしっぽをかまれたりくすぐられたりすると、ラノは花の香りをかいでなんとか耐えようとしますが、イライラが募り、ついに「ガオ~!」と怒りを爆発させてしまいます。
怒った後にはいつも寂しい気持ちになるラノ。本当は怒りたくないのに、どうして皆は嫌なことをするのだろう…。怒りたくないのに怒ってしまう気持ちと、怒る理由を理解する大切さを描いた物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが感情を理解し、表現する練習に役立ちます。ラノの怒りや寂しさを通じて、「怒る理由」を考えるきっかけを作りましょう。
読み聞かせの際は、ラノの気持ちや行動を一緒に言葉にすることで、子どもが感情を言語化する力を育てられます。
また、嫌なことをされた時の対処法について話し合ったり、花の香りのように「気持ちを落ち着ける方法」を一緒に探す時間を作るとよいでしょう。