
【絵本】さくらちゃんのかえりみち
内容説明
新学期が始まると、新しいクラスでの生活に期待と少しの不安が入り混じり、胸がドキドキしますね。
さくらちゃんも、まだ親しい友だちがいないことに寂しさを感じています。学校から誰かと一緒に帰りたいと思っても、家が近いせいで声をかけてもらえません。そんなある日、転校生のあおいちゃんが一緒に帰ろうと誘ってくれます。喜んださくらちゃんは、つい家が遠いと嘘をついてしまいますが……。
この絵本は、子どもたちの心の揺れ動きに寄り添いながら、友だちを作る過程での小さな勇気や葛藤を温かく描いています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが新しい環境で友だちを作る際の不安や葛藤に共感し、その心の動きを丁寧に描いています。
親や先生は絵本を通じて、子どもの「本当の気持ち」を引き出すきっかけを作れます。読み聞かせの後に「さくらちゃんの気持ち、どう思う?」と問いかけることで、子ども自身の体験や感情を話す場にするのがおすすめです。
また、嘘をついてしまうさくらちゃんの気持ちを理解しつつ、正直さや信頼の大切さについて話し合う機会にもなります。子どもたちが安心して自分を表現できる場づくりの一助として活用してください。