
【絵本】冒険!発見!大迷路 妖怪忍法帖
タイトル | 【絵本】冒険!発見!大迷路 妖怪忍法帖 |
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著者 | 原 裕朗&バースデイ |
出版年月日 | 2010/04 |
判型 | B4変型判 |
ページ数 | 33ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 6歳,小1,小2 |
ISBN | 9784591117309 |
内容説明
ここは忍者の若者たちが日々修行に励む、静かなかすみ谷。しかし、そんな平和な谷に危機が迫っています。妖術を操る幻妖斎(げんようさい)が「妖怪石」を使い、穏やかに暮らしていた妖怪たちを支配下に置き、千鳥城を奪い、この国を征服しようと企んでいるのです。
かすみ谷の頭領は、忍者の精鋭である「かすみ谷十人衆」に国を救う使命を託しました。そして、あなたもその仲間の一人。迷路を突破し、必要なものを探し出しながら千鳥城を目指しましょう。
竹林では九尾のキツネが待ち構え、古寺では大ダヌキが陣取り、滝には竜神様が姿を現します。また、幻妖斎の妖術によって呼び出された百鬼たちが行く手を阻むでしょう。忍者や妖怪たちが活躍する世界で、迷路や探し絵を楽しみながらストーリーを進めていく冒険が、あなたを待っています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、迷路や探し絵の要素を取り入れながら、忍者や妖怪たちが織りなす冒険物語で構成されています。子どもたちの好奇心を刺激するストーリー展開と視覚的な楽しさが特徴で、知育や教材としても非常に効果的です。まず、迷路や探し絵を通じて空間認識能力や観察力を養うことができます。例えば、迷路を進む際には道筋を考える力が必要で、これは論理的思考の発達を助けます。また、探し絵では細部を注意深く見る力が育まれます。
さらに、物語の中で登場する忍者や妖怪について知ることで、日本の伝統文化や民話への理解を深めるきっかけにもなります。親や先生が一緒に読みながら、物語の背景やキャラクターについて話し合うことで、コミュニケーション能力や想像力を高める機会を提供できます。「九尾のキツネ」や「竜神様」などのキャラクターの特徴を子どもたちと一緒に探求し、それを調べる課題に発展させるのもよいでしょう。
また、この絵本では、妖術を操る幻妖斎や百鬼などの敵キャラクターに立ち向かう「かすみ谷十人衆」の一員として、子どもが物語に参加できる設定になっています。このインタラクティブな要素は、子ども自身が主人公として物語を進める感覚を味わえ、自信や達成感を得られる点が魅力です。協力し合う姿勢や勇気を学ぶ題材としても活用できるため、特に保育や教育の現場でのグループ活動に適しています。