
【絵本】赤い機関車ジェームス
タイトル | 【絵本】赤い機関車ジェームス |
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著者 | ウィルバート・オードリー,レジナルド・ダルビー,桑原 三郎,清水 周裕 |
出版年月日 | 2020/12 |
判型 | A5変型判 |
ページ数 | 63ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 2歳,3歳,4歳,5歳 |
ISBN | 9784591168547 |
内容説明
赤いボディを誇りに思い、少しうぬぼれがちな機関車ジェームス。そんな彼が、ある失敗をきっかけに叱られてしまいます。しかし、そこから彼がどのように成長し、頼りになる存在へと変わっていくのでしょうか。
この作品は、「きかんしゃトーマス」の原点ともいえる「汽車のえほん」シリーズの新しい装丁版です。ジェームスが活躍する4つの物語が収められており、『ジェームスとシルクハット』『ジェームスとブーツのかわひも』『いたずら貨車』『急行をひいたジェームス』のエピソードが楽しめます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが成長する過程で大切な教訓を楽しく学べる内容となっています。主人公ジェームスの失敗やその後の成長を描いた物語は、子どもたちに「失敗から学ぶことの大切さ」や「努力を通じて変わる姿」を伝える絶好の教材です。特に、自己中心的だったジェームスが他者との協力や責任感を身につけていく姿は、子どもたちに「自分の行動が周囲に与える影響」を考えさせるきっかけになります。
また、それぞれのエピソードは具体的なテーマを持っており、例えば『ジェームスとシルクハット』では身だしなみや礼儀について、『いたずら貨車』では周囲との信頼関係やチームワークの重要性が描かれています。これらは、日常生活や学校生活で子どもたちが直面する状況と結びつきやすいため、親や先生が具体例を交えながら話し合いを進める際に役立ちます。
さらに、「きかんしゃトーマス」という親しみやすいキャラクターを通じて、子どもたちは物語に自然と引き込まれます。読み聞かせの時間には、ジェームスの行動や感情に共感しながら、子どもたち自身が自分の考えを話す場を作ると、自己表現力やコミュニケーション能力の育成にも繋がります。親子の対話やクラスでのディスカッションを通じて、楽しみながら学びを深めることができる一冊です。