【絵本】山にのぼる機関車

内容説明

登山鉄道で働く蒸気機関車のカルディは、ある日、仲間の機関車たちに山を登るときの話をして聞かせました。

カルディの話に、みんなは夢中になり、その場の空気はとても盛り上がります。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、登山鉄道で働く蒸気機関車・カルディが仲間たちに山登りの体験談を語る物語です。子どもたちにとっては、登山鉄道や蒸気機関車という非日常的なテーマが興味を引き、自然と集中力を高めるきっかけとなるでしょう。また、カルディの体験談を通じて、挑戦することの大切さや仲間との交流の楽しさを学ぶことができます。これらは、幼少期から育みたい協調性や自己肯定感を育てるうえで役立つ内容です。

教材として活用する際には、まず物語を読み聞かせながら、蒸気機関車がどうやって動くのか、登山鉄道がどのような仕組みになっているのかについて子どもたちと話し合うのがおすすめです。科学や技術に興味を持つきっかけとなり、さらに交通や自然環境についての学びにもつながります。また、カルディが仲間たちに山登りの話をする場面では、自分の経験を他者に共有することの喜びについて子どもたちと一緒に考えてみてもよいでしょう。

さらに、物語を通じて登場する仲間たちとのやりとりをアクティビティに取り入れ、子どもたち同士が協力し合うゲームや劇遊びを行うのも効果的です。この絵本は、知識の習得だけでなく、感情の交流やコミュニケーションの練習にも役立つ一冊として活用できます。